2011年7月21日 (木)

イソトマの記事から:何故、植物に毒があるのか?とか。。

前回の問い、

「イソトマは何故毒を持ったの?」について、少しお話ししたいと思います。

残念ながら植物学者ではなく、、

花仕事、フラワーデザインに携わるものとして、またハーバルセラピストとして植物を天然有機化学の視点で少し勉強した立場での、個人的な考えです。

なので、正解とかではありません。

私が思うのは、

植物はそれぞれ生まれた故郷があります。そして、長い年月、そこから、鳥や虫や、風が運ぶ範囲でしか、勢力図を広げることはありませんでした。なので、その環境に順応するため、そこで生き残るためにたくさんの知恵を付け、進化をしてきました。

植物で毒(といわれる成分)をもつものはたくさんあります。

皆、生き残るために必要な、天敵を寄せ付けない為のものです。

その多くはパラサイトたちです。

パラサイトとは寄生のことです。自分で栄養もなにもつくれない菌や虫等は他の生物の養分を横から頂いて、成長し、勢力を拡大します。

拡大しすぎると、その生物は病気になったり、枯れたりします。

全部がそうなれば、自分たちも危ないことを知っていて、パラサイトはぎりぎりのところまで勢力を拡大していこうとします。

植物も、だまって、宿を貸すわけにはいきいません。抵抗をします。

そのひとつの方法が多くの植物が持つ「アルカロイド」たちです。

有名なものでは
19世紀のはじめに、アヘンから沈痛作用のあるモルヒネが発見されましたが、
これが、アルカロイドのひとつです。

今の時期暑い日向でも元気に咲いてくれる日々草、今日も異人館のガーデンにスタッフが植栽に出かけましたが、この元気でポピュラーな植物にも「ビンカアルカロイド」と呼ばれる毒性の成分がありますが、みなさんお庭で毎年楽しまれていると思います。

余談ですが、「ビンカアルカロイド」には、悪性リンパ腫や、小児腫瘍の治療にも用いられるような、成分が含まれています。(現在では化学合成されています)

そう、本当に、ちょっとで死に至るようなものは、基本的に自然界にはほとんど存在していません。長い時間をかけてやっつけるのです。

敵が全部いなくなっても、新たな敵があることを、みんな知っているかのようです。
共に支えあいながら、自分たちも必ず生き残る方法を探し出していくのです。

ついつい長くなってしまいます。

植物の世界は人の世界と同じですね。
過酷で、でもそれぞれの役割を頑張っているんです。

大人になっても面白いでしょ?

でも、あくまで総合的な個人的知識からの私の見解です。イソトマの研究をしている人に聞いてみないといけません。

ここに書いたこととまた違う新たな発見があるかもしれないと思うとドキドキします。調べられたら調べてみますね。

今思うことは

成分の名前は別として、こんなニュースがあった時には
一生懸命に生きている植物の話しを

お子さんや、お孫さんとして欲しいなあと、ということ。
心から思っています。

イソトマの記事から

B_04273858 イソトマの写真

神戸新聞の記事から

今日は高下の教室があり、生徒さんとのお話しの中でイソトマの話しになりました。

「イソトマに毒があって、それを先生も教育委員会も知らなかったらしく、子供たちが世話をしていて、目に入って、病院に行ったってありましたよね。そして、イソトマは学校から処分されるとかどうとかいうニュースでしたよ。」

数日前のこの記事、タイトルは目に入ったものの、そのまま通りすぎていました。

学校から処分された・・・という言葉に

反応してしまい、

「すぐに植物を悪者扱いにする、大人が情けない。せっかくの学びの場なのに・・」

と口走っていました。

目を痛めた子たちはびっくりし、痛い思いもし、かわいそうだったと思います。

私も子供のころは何度もいろいろな痛い目にあいました。

山の中でうるしにかぶれたこともあれば、何にさされたか分からない腫れも何度も経験し、
植物によっては、触るとイガイガしたり、ちょっとマヒしたような、へんな感覚になるものがあることも知っていました。

そのうち、食べるものはだいたい、赤やオレンジや黄色で、美味しそうな色をしているものが多いこと、青いものは毒だと私たちに教えてくれているみたいだと、

本能的に(何かを読んだり、聞いたりもしたかもしれません)察知するようになりました。

そんな経験が、

生きていくためには大事ですよね。

頭では分かっていても、
教育委員会という場所ではできないことがあるようです。

すぐに処分していまうのではなく、

植物と人が係わってきた歴史や、
何故、イソトマは毒をもっているのか?

そんな話しを、家や学校でしてもらいたい。

目ざわりを排除するのではなく、知ることからすべて始まるということを
大人は子供と一緒に覚えていかなければいけないように思います。

植物の何故をもう少し、次回お話します。

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